フォークリフトを運転する際に必要な資格

フォークリフトを運転する際に必要になるフォークリフト免許には2つの種類があることを知っていますか。まず、最大積載荷重1トン未満のフォークリフトを運転する場合にはフォークリフトの運転の業務に係る特別教育を受ける必要があります。このフォークリフトの運転の業務に係る特別教育では講習のみで特に修了試験などは存在しません。

そして、最大積載荷重1トン以上のフォークリフトを運転する際は、フォークリフト運転技能講習を受けてなおかつ修了試験に合格する必要があります。この試験に合格した際に発行されるフォークリフト運転技能講習修了証がフォークリフト免許と呼ばれています。フォークリフト免許は厚生労働省が管轄を行い労働安全衛生法で定められた国家資格です。

フォークリフト免許の取得方法

フォークリフトの運転の業務に係る特別教育とフォークリフト運転技能講習では講習に必要な時間や受講料が異なります。まず、フォークリフトの運転の業務に係る特別教育を受講するには18歳以上であることが条件です。学科と実技でそれぞれ6時間、合計12時間の講習を受けて特別教育修了証が発行されれば運転が可能になります。

フォークリフト運転技能講習では学科で11時間、実技で24時間の講習を受けることになります。この講習時間は自身が所持している免許や業務経験によって免除されます。免除によって受ける講習時間が減ると、その分必要になる受講料も安くなります。また、受講料は講習を受ける場所によって違いがあるため複数機関をくらべてから免許取得を考えても良いかもしれません。それぞれの講習を受けたのちに試験が行われ、学科と実技の両方の試験に合格すると修了証が発行されます。